皆さまこんにちは!
前回は「留学準備において早めにした方が良いこと①」として資金準備について書きました。
★前回の記事はこちら
https://aoimurasaki324.hatenablog.com/entry/2022/10/28/060757
今回はその続きとして、『語学準備』について書きたいと思います。
主にフランス語についての内容にはなりますが、他の言語にも通ずる所はあると思いますので、フランス語圏以外への留学を検討している方もよかったら読んでみてくださいね(^^)
さて、今回も書き始めるとすごい長くなりそうな予感なので、伝えたい事と恐らく皆さんが気になっている事を一問一答方式で書いていきたいと思います。
◆音楽留学に語学の準備はどのくらい必要?
→レッスンや授業で先生が何を言っているのか理解できる程度はあった方が良いです。先生に質問したり、自分の意見を述べたりできると尚良いです。
また、学校によっては必要な語学レベルの取得が求められる場合があります!
行きたい国が決まっている場合は、留学期間を具体的に決める前から、その国の言語の勉強を始めておくことをおすすめします(^^)
◆学校入学のために必要な語学資格は?
→フランスの公立の音楽院では、基本的にB1レベルが必要とされています。「コンセルティスト課程」という、よりプロフェッショナルな課程ではB2レベルが必要資格となっていました。
エコールノルマル音楽院では語学レベルの規定がありませんが、B1レベルを取得しておけば、日常生活もそれほど困る事なく過ごせるので、入学に必要無い場合でも、まずはB1を目指してみると良いと思います。
◆B1レベルって実際どのくらい?
→詳しい目安については、「フランス語試験 レベル」などで調べると色々な記述が出てくると思いますが、ここではものすごくざっくりとした私の印象を書いておきます(参考になるようなならないような笑)
A1:初学者
A2:一通りの文法や頻出単語を学び、理解した段階
B1:日常生活を送れる程度。ネイティブとの簡単な会話が可能
B2:仕事でも使える程度。ネイティブとの複雑なやり取りが可能
C1、C2:ネイティブと同程度。通訳や翻訳が可能
ちなみに私は、今から3年前にB1レベルを取得しました!(100点満点中50点以上が合格ラインで、59点のギリギリ合格笑)
B2レベルは今年6月に挑戦しましたが、撃沈しました....。やはり、単語の難しさやリスニングのスピードがグッと上がります。
◆どんな語学試験があるの?
→フランスは主にDELF/DALFとTCFの2種類があります。
(参考)日本フランス語試験管理センターHP:
DELF/DALFは聴解、読解、作文、口頭試験の4つを各25点満点で採点されます。選択、記述どちらも出題されるので、総合的に勉強していく必要があります。各レベルごとに試験を受け、合格か不合格が決まる形式です。
TCFは試験結果により、「あなたは○○レベルです」と証明される形式です。成績証明は2年間有効となります。(私は受けた事が無いので、詳しくは試験管理センターのHPをご確認ください)
いずれも日本では年に各2回程しか試験がありませんが、調べたところ、パリでは毎月のように試験が実施されているようです。
◆音楽院へ入る前に、現地で語学学校に通う必要はある?
→音楽院へ入る前、入った後でも語学の勉強は続ける必要があります。しかし、それが語学学校である必要は無いと思います。
というのも、語学学校は月曜〜金曜までの授業時間がしっかり決められていて、音楽院と両立するのが少し難しい印象です。(学費も割と高いです)
現地へ来てしまえば、ネイティブと話すチャンスはゴロゴロ転がっているので、語学学校に頼り切るのは少々勿体無いかなと思います。
音楽院に通いながら語学の授業を受けるのであれば、個人レッスンを提供している方を何人か受けてみて、合う先生のもとで柔軟に勉強して行くのが良さそうです。
◆色々偉そうに書いてるけど、実際のところ村崎さんの語学力ってどうなのよ?!
→挨拶は交わせる、レッスンの内容は概ね理解できてる、友達との雑談も概ねできてる、レストランでの接客も概ねできてる、事務的な連絡は早口だと聞き取れない!(後で色んな人に確認してる)
っていう感じです(笑)
とりあえず暮らせてるだけ、私すごい!って思いながら生きてますが、「こう言いたいのに!」ともどかしく思う時がめちゃくちゃあります。(単純にコミュニケーション力が低くてへこむ時もある)
後から思い返して、「あ、あの時こう言ってたのか!!」と時間差で理解する時も(^^;;
高校2年でフランス語と出会って好きになり、気づいたら10年近く細々と勉強続けてきましたが、まだまだ全然話せません。
というか、日本語もそうなんですけど、言葉って使い続ける事が一番大切なんですよね...。
一回覚えて使えるようになっても、1ヶ月使わなかったらもう咄嗟には出てきません。
なので帰国後も、なるべくフランス語に触れられる環境を作りたいなと思ってます。
とまぁ、今回も参考になるやらならないやら分からない内容になりましたが、ともかく、「生活するには現地の言葉を使えるに限る!」という事は声を大にして言いたいです。
それに、もし留学をしないことになっても、学んだ事は絶対無駄になりません。
留学を検討されている方は、「資金」と「語学」を無理のない範囲で少しずつ準備していきましょう(^^)/
とはいえ、語学の勉強にはお金がかかるじゃん....?と思う方もいるはず。(私なら思う笑)
なるべく節約しながら勉強する方法も含め、次回は具体的にどんな勉強をしてきたか/しているかを書きたいと思います!
今回も読んでくださりありがとうございました♪
それではまた次回!
À bientôt !