皆様こんにちは!
パリもかなり春らしくなってきて、というか暑くなってきて、外は半袖で歩いている人も増えてきました笑
さて今回は、パリで働く事について書きたいと思います!
まず、フランスには、「アルバイト」というものが存在しません。
会社と雇用契約を結んだ時点で、全員が「社員」になります。
区別があるのは、雇用契約の期間が定められているもの(CDD)か、定められていないもの(COI)かの2種類のみ。
*CDD (contrat à durée déterminée)→期限付き雇用契約
*CDI (contrat à durée indéterminée)→期限なし雇用契約
フルタイム勤務は週35時間が基本で、パートタイム勤務だとそれより少ない勤務時間で契約を結ぶことが出来ます。
そして、労働可能なビザを持っていれば国籍関係なく働くことができるので、留学生でももちろん働けます!これは大変ありがたい。
ただ、長期学生ビザの場合は勤務時間の上限が決まっていて、年間964時間、週あたりは20時間程度です。
というわけで、私は渡航後割とすぐに仕事先を探しました。
探したサイトは物件探しとほぼ同じ。OVNI、MixB、ジモモパリなど。
仕事全般で使えるほどのフランス語力はない為、基本的に語学力は「不問」と書いてある所を探しました。
ただこれ、不問=ゼロでもOK、というわけではありません。
学生が就ける職業というのは自ずと限られてきて、基本的には飲食や販売店などの接客業が主になります。これは日本も同じですね。
接客業ということは、フランス語を喋るお客様の接客をするわけです。つまり、語学力が皆無では全く仕事になりません。
とはいえ、留学を志した時点で、語学の勉強をしている人が大半のはず。ならば、まだ自信がなくても、臆せず挑戦してみましょう!
どんなに机に向かって勉強したとしても、実際使わなければ身についた事にはならないですし。
さてここからは、実際の応募の流れを書いていきたいと思います。
まず、基本的な流れは、日本と同じです。
電話かメールで応募をして、面接→数日後に採用か不採用かの連絡が来て、必要書類を提出の上、契約を結び、勤務開始!
簡単な自己紹介のみ添えればいい企業もあれば、応募時点で履歴書の添付を求める企業もありました。
いずれにしても、面接には履歴書を持参するのが当然なので、日本の書式のものと、フランスの書式のもの2種類を用意しました。
日本の書式は日本でアルバイトしていた時のものを基準にすれば良いですし、フランスの書式はビザ申請時のものを基準にすれば大丈夫です。
全てデータで用意して、必要に応じてプリントアウトしていきました。手書きじゃなきゃいけない、なんて事はありませんでしたね。
面接は1社だけフランス語でのやり取りでしたが、他は全て日本語でした。
その為、面接内容は日本のアルバイトとほとんど同じだった印象です。
異国で働くというのは分からない事だらけなので、気になる事があれば面接時にしっかり確認しておくのが大事ですね!
面接後は、採用の可否を待ち、採用であれば必要書類を提出して、いざ勤務開始です。
ちなみにここでの必要書類は、
・勤務可能なビザのコピー
・Sécurité socialeという国民皆保険の証明
・週24時間以下の労働契約を結ぶ場合、その理由を書いた手紙
です。
企業によっても多少異なるとは思います。
ところで、「手紙って何?」って思いますよね。
私も最初に言われた時は、ハテナが浮かびまくってました笑
担当の方にもう一度話を聞き、「フランス 手紙 書式」などと調べながら何とか書いて、無事提出。決まった文章などは無いそうで、少々苦戦しました(^^;;
フランスは労働者の権利が重要視されるので、こういった所は意外と細かいようです。
こうして、私は日本食レストランや和菓子店、計4店以上へ応募し、現在はパリ8区にあるうどんのレストランでサービススタッフとして勤務しています。
まだまだつまずくことも多々ありますが、シェフ始め一緒に働くスタッフの皆さんも優しく、お客様も親切な方が多いので、頑張って続けられています♪
それでは今回この辺で!
次回は、実際に働いてみて感じる事を中心に書きたいと思います(^^)
それではまた次回!
Au revoir!
*「パリで働く〜後編〜」はこちら
https://aoimurasaki324.hatenablog.com/entry/2023/07/16/083049